ピラティスってなんとなく便秘に効くイメージあるけど、実際のとこどうなの?って思っていませんか?
この記事ではそもそもどうして便秘になるのか、ピラティスがどうして便秘解消に効果があるのかを解説します。
何日間も出なくてつらい、サプリや薬でまずは試そうかなと思っている人・・・もうサプリとか飲んでるよっていう人も。
ちょっと待って!まずは自分の身体の中から一緒に変わってみませんか?
目次
便秘の原因は2つ
腹筋の弱さ
なぜなら腹筋は便を送り出す役割があるからです。
大腸は、収縮することで便を少しづつ移動させています。これをぜんどう運動って言うよ!
このぜんどう運動を促すのが腹筋なんです。腹筋の筋肉が衰えているとうまく便が移動できないんです。
とくに、腸から肛門につながる「S字結腸」に便がたまりやすい。その理由は、S字結腸が急カーブになっているから。
この急カーブの周りの筋肉である腹横筋が衰えていると、便を押し出せず溜まりやすいんです。
自律神経バランスの乱れ
なぜなら、自律神経が指令を出して腸を動かしているからです。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つ。この2つのバランスが崩れると腸の働きが悪くなります。
腸のぜんどう運動の担当は、副交感神経です。
例えば、悩みや緊張状態が続いてストレスがかかると交感神経が活発になります。反対に副交感神経は弱くなります。
ストレス状態が続くと副交感神経がぜんどう運動の指令を出せず、便秘を引き起こすということです。
ピラティスがどうして便秘に効果があるの?理由は2つ
便を押し出す筋肉を鍛えるから
便を押し出すときにお腹に力を入れますよね、あの筋肉をピラティスでは鍛えることができます。
便が滞りやすい急カーブ「S字結腸」周りの筋肉は、腹横筋といわれる筋肉です。
シックスパックと言われる縦長の腹直筋の、奥の奥にある筋肉が腹横筋。なんですが、へそ下からは腹横筋が腹直筋の上にあるんです。
猫背や下っ腹が出ている人は腹横筋が横に伸び伸びの状態。
こうなると腹横筋の下にある腹直筋が、腸のぜんどう運動に影響せず腸全体の動きが鈍っちゃうんです。
つまり、ピラティスで便を押し出すS字カーブの腹横筋を鍛えると腸全体が活発に動き、便を押し出す力も鍛えられるってことです。
自律神経の通り道を整備するから
姿勢が悪いと背骨が歪んで自律神経の通り道が塞がり、指令がうまく伝わらないんです。
なんでかって言うと、背骨は自律神経の通り道である脊髄を守るようにくっついてるからです。
つまり、背骨が曲がっていると脊髄も塞がり指令がしっかり腸に伝わらずぜんどう運動が起こらないってこと。
例えばデスクワークで首が前に下がってしまうと神経の通路が曲がりスムーズな循環に支障が出ちゃいますよね。
ピラティスで姿勢を正しい位置に戻して、自律神経の通り道を整備してあげよう!
まとめ
便秘の原因は2つ。
【腹筋の弱さ】
腹筋が衰えていると腸のぜんどう運動が機能せず便が移動しない。
S字結腸に便が溜まりやすく、この周りの腹横筋が衰えていると便を押し出せない。
【自律神経の乱れ】
自律神経は交感神経と副交感神経の2つ。
2つのバランスが崩れ、ストレス状態が続くと副交感神経がぜんどう運動の指令を出せず便秘になる。
ピラティスに便秘解消に効果がある理由は2つ。
【便を押し出す腹横筋を鍛えることができるから】
猫背や下っ腹が出ている人は腹横筋が横に伸び伸びのため腸全体の動きが鈍い。
ピラティスで便を押し出すS字カーブの腹横筋を鍛えると腸全体が活発に動き、便を押し出す力も鍛えられる。
【自律神経の通り道を整備するから】
背骨が曲がっていると脊髄が塞がり、脳からの指令がしっかり腸に伝わらず腸のぜんどう運動が起こらない。
ピラティスで姿勢を正しい位置に戻して、自律神経の通り道を整備することができる。